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第11話 守るための力

Author: 雨音休
last update publish date: 2026-04-17 08:37:08
 ――ベラミー。

 植物のツルが絡み合う人型のモンスターだった。顔の部分には赤い花弁が大きく咲いている。目は無い。紫色の唇がグロテスクに揺れた。

「ぎょほほほほぅっ!」

 口から黄色い花粉を放出している。死ぬほど臭いがデバフ効果は無さそうだ。

 ベラミーは真っ直ぐにこちらへと泉を歩いてくる。水面がざわざわと揺れていた。小さな波が地面へと押し寄せる。

 可愛いは正義勢:ウミちゃん子供を連れて逃げて!

 俺最強LV99:初心者の村の森にこんなボスいたか?

 トウマはすぐに指示した。

「ウミ、ドーラ君を抱えて下がれ!」

「分かりましたっ!」

「な、何だよこいつ!」

 ドーラはベラミーを指さしている。ウミがドーラの胸を抱き上げて、後ろの茂みへと後退した。

 敵が右手を振り上げて薙ぐ。その長い手がムチのようにしなる。

 トウマは杖で防御した。バチンと音がして、水しぶきが体にかかる。

「くっ」

「ぎょふふふぅ」

 気味の悪い笑い声だった。ベラミーは今度両手を振り上げる。二本の長い手が高速で伸びた。

 トウマは腰を低くして後ろに下がる。背中に一発もらってしまい、HPが激しく減少する。

「ちっ」

 と
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